1)異質な歌詞
そもそも自分は米津玄師氏のファンだとまで言うほどのものではなかった。レンタルショップの月次パンフでレンタル開始が予告されていたこと、以前子供が買ってきた2枚のCDに比べて誰でも知ってそうな割と有名な曲(※シングルリリースされていた)が色々入っていること、子供が喜ぶだろうな、などなどのことから、レンタルしてきて子供のスマホに入れてあげた。
せっかくだから自分でも聞いてみるか、と思って、まずは歌詞サイトから歌詞を取ってきて順に見ていたら。
1曲目、2曲目だけ、かなり歌詞が異質のように思えた。後ろの方まで通してみたけど、それでも1曲目2曲目だけ違っていた。
1曲目は、内容的には90%以上が中原中也の世界観。なのになぜかタイトルだけ宮沢賢治?
2曲目は、敢えて江戸時代の遊郭が舞台? 使われている言葉も現代曲とは思えない時代劇感。
これは面白い、と思って曲を聴いてみた。
特に2曲目。順に歌詞を辿っていくうちに、作詞者の意図が色々深いなぁと感心した。
なので、国語や漢字教育を推進している某知人にこの現代曲を紹介したい、と思って、問題仕立てにしてみたのがきっかけ。
(続く)